2014-01-01から1年間の記事一覧

Who am I?

(映画の感想145) アンノウン ★★★★☆ 『ベルリンで交通事故に遭ったマーティン・ハリスが意識を取り戻すと、妻が自分のことを忘れ、見知らぬ男が自分に成り済ましていた。異国の地で身元を証明する手だてがない中、彼は訳も分からぬまま何者かに命を狙われる羽…

仮想現実世界

(映画の感想144) 13F ★★★★☆ 『コンピュータ・ソフトの開発者ホールは、ヴァーチャル・リアリティの技術を使ってコンピュータ内に1937年のロサンゼルスを再現しようとしていた。だが上司が何者かに殺される事件が起こり、ホールが容疑者となってしまった。ア…

何回ループしたんだろうか

(映画の感想143) オール・ユー・ニード・イズ・キル ★★★★☆ 『近未来の地球。侵略者の激しい攻撃に、人類の軍事力ではもはや太刀打ちできなくなっていた。対侵略者の任務に就いたウィリアム・ケイジ少佐は、戦闘によって亡くなる。しかし、タイムループの世界…

宇宙世紀100年

(映画の感想142) 機動戦士ガンダムUC(1)〜(7) ★★★★★ 『地球連邦、アナハイムエレクトロニクス社をも陰で操るといわれるビスト財団は、新世界の構築を目指し、ネオ・ジオンの残党「袖付き」にある機密を渡そうとする。それは、宇宙世紀の成り立ちに大きく関わ…

2つの離れた殺人事件

(小説の感想27) 双頭の悪魔 ★★★★★ 『他人を寄せつけず奥深い山で芸術家たちが創作に没頭する木更村に迷い込んだまま、マリアが戻ってこない。救援に向かった英都大学推理研の一行は、大雨のなか木更村への潜入を図る。江神二郎は接触に成功するが、ほどなく…

マネジメントとチームワーク

(映画の感想141) モンスターズ・ユニバーシティ ★★★★☆ 『人間の子どもたちを怖がらせ、その悲鳴をエネルギー源として用いるモンスターの世界。そこに暮らすモンスター青年マイクは、明朗活発でポジティブな思考の持ち主だったが、仲間よりも体が小さくてルッ…

殺人クイズ

(小説の感想26) 密室殺人ゲーム王手飛車取り ★★★★☆ 『“頭狂人”“044APD”“aXe(アクス)”“ザンギャ君”“伴道全教授”。奇妙なニックネームの5人が、ネット上で殺人推理ゲームの出題をしあう。ただし、ここで語られる殺人はすべて、出題者の手で実行ずみの現実に起…

ダイヤモンドとアフリカ

(映画の感想140) ブラッド・ダイアモンド ★★★★☆ 『ダイヤの密売人であるダニー・アーチャーは、巨大なピンク・ダイヤを隠し持つソロモンという男の存在を知る。一方、ジャーナリストのマディーは、反政府組織“RUF”の資金源となっている“ブラッド・ダイヤモン…

ループもの再び

(映画の感想139) デジャブ ★★★★☆ 『乗客の543名が死亡する悲惨なフェリー爆発事故が発生し、現場でひとりの女性の死体が発見されるが、捜査官のダグ・カーリンは、どこか見覚えのある顔に思えてならなかった。ダグはクレアというその女性と会うのは初めてだ…

若き日のコネリー

(映画の感想138) 007 ロシアより愛をこめて ★☆☆☆☆ 『英国情報部に、ソ連情報部のタチアナという女性が亡命を希望してきた。彼女は手土産に、最新式の暗号機を持ち出すという。そして、彼女自身の希望で、ジェームズ・ボンドが派遣されることになったが、国際…

全身アメリカ

(映画の感想137) キャプテン・アメリカ ★★★☆☆ 『アベンジャーズのメンバーとして戦ってから2年、キャプテン・アメリカはS.H.I.E.L.D.(シールド)の一員として活動していた。ある日、キャプテン・アメリカとブラック・ウィドウを世界屈指の暗殺者ウィンター…

灰色の脳細胞

(映画の感想136) 名探偵ポワロ(全70話) ★★★★★ 『世界的な人気を誇るミステリーの女王、アガサ・クリスティーがミス・マープルと共に生み出した名探偵、エルキュール・ポワロ。ピンと尖った口髭と、"灰色の脳細胞"が詰まった卵形の頭がトレードマーク。今も…

電脳化社会

(映画の感想135) 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX(全26話) ★★★★★ 『西暦2030年、電脳化が一般化され情報ネットワークが高度化する中で、光や電子として駆け巡る意思を一方向に集中させたとしても、「孤人」が複合体としての「個」となるまでには情報化され…

ループもの+イカレた精神病患者

(映画の感想134) 12モンキーズ ★★★★★ 『1996年に発生した謎のウィルスにより、全人類の約99パーセントは死滅した。そして2035年、地下に住んでいた人間たちはその原因を探るため、一人の囚人を過去へと送り出す。糸口はたったひとつ、“12モンキーズ”という謎…

本格派の密室

(小説の感想25) 46番目の密室 ★★★☆☆ 『45の密室トリックを発表、日本のディクスン・カーと呼ばれる真壁聖一が殺された。密室と化した地下の書庫の暖炉に上半身を押しこまれた上、火をかけられるという無惨な姿であった。彼は自ら考え出した46番目の密室トリ…

ファンタジー大作なんだが…

(映画の感想131-133) ロード・オブ・ザ・リング ★★☆☆☆ 第1巻『ロード・オブ・ザ・リング』 ★★☆☆☆ 第2巻『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔』 ★★★☆☆ 第3巻『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』 ★★☆☆☆ 『はるか昔。闇の冥王サウロンは世界を滅ぼす魔力を秘…

白と黒のクイーン

(小説の感想24) 盤上の敵 ★★★☆☆ 『自宅に殺人犯が篭城、妻が人質に!? 警察が取り巻き、ワイドショーのカメラが中継する中、末永純一は唯一人、犯人との取引に挑む。盤上の敵との争いは緊迫のうちに進み、そして取引は震驚の終盤を迎える…。』というストーリ…

貧困とSF

(映画の感想129) エリジウム ★★★☆☆ 『2154年。スペースコロニー“エリジウム”で生活する富裕層はパーフェクトな居住空間で過ごす一方、荒廃した地球に暮らす貧困層はひどい搾取に苦しんでいた。エリジウム政府高官のローズが地球の人間を消そうと動く中、地球…

ある黒人の人生の軌跡

(映画の感想128) 大統領の執事の涙 ★★★★★ 『綿花畑で働く奴隷の息子に生まれた黒人、セシル・ゲインズ。ホテルのボーイとなって懸命に働き、ホワイトハウスの執事へと抜てきされる。アイゼンハワー、ケネディ、ジョンソン、フォードなど、歴代の大統領に仕え…

無重力での衝突

(映画の感想127) ゼロ・グラビティ ★★★★☆ 『地表から600キロメートルも離れた宇宙で、ミッションを遂行していたメディカルエンジニアのライアン・ストーン博士とベテラン宇宙飛行士マット・コワルスキー。すると、スペースシャトルが大破するという想定外の…

次第に父になる姿

(映画の感想126) そして父になる ★★★☆☆ 『申し分のない学歴や仕事、良き家庭を、自分の力で勝ち取ってきた良多(福山雅治)。順風満帆な人生を歩んできたが、ある日、6年間大切に育ててきた息子が病院内で他人の子どもと取り違えられていたことが判明する。…

アザーズの正体は何か

(映画の感想125) アザーズ ★★☆☆☆ 『1945年、第二次世界大戦末期のイギリス、チャネル諸島のジャージー島。グレースは、この島に建つ広大な屋敷に娘アンと息子ニコラスと3人だけで暮らしていた。夫は戦地に向かったまま未だ戻らず、今までいた使用人たちもつ…

魔法学校

(映画の感想118〜124) ハリー・ポッター シリーズ ★★★☆☆ 第1巻『ハリー・ポッターと賢者の石』 ★★★★☆ 第2巻『ハリー・ポッターと秘密の部屋』 ★★★☆☆ 第3巻『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』 ★★★★★ 第4巻『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』 ★★★☆☆ 第…

別の世界線

(映画の感想117) Steins;Gate(映画版) ★★★☆☆ 『2011年の東京。シュタインズ・ゲート世界線へ、狂気のマッドサイエンティストと自ら名乗る鳳凰院凶真こと岡部倫太郎がたどり着いて1年がたっていた。そんな中、未来ガジェット研究所にいた岡部は久方ぶりに牧…

現代版ピノキオ

(映画の感想116) A.I. ★★☆☆☆ 『近未来。人々の周りには彼らをサポートするために造られたロボットがあふれていた。外見は人間と変わらないロボットたちだが、唯一、感情だけが欠けていた。しかしある時、不治の病にかかった少年の代わりに夫婦に与えられた子…

収束する世界線

(映画の感想115) Steins;Gate(テレビアニメ版 1〜24話) ★★★★★ 『秋葉原を拠点とする発明サークル「未来ガジェット研究所」のリーダーである厨二病の大学生 岡部倫太郎は、研究所のメンバー(ラボメン)である橋田至や椎名まゆりと共に、日々ヘンテコな発明…

仮面をかぶる理由とは

(小説の感想23) 奇面館の殺人 ★★★☆☆ 『奇面館主人・影山逸史に招かれた六人の男たち。館に伝わる奇妙な仮面で全員が“顔”を隠すなか、妖しく揺らめく“もう一人の自分”の影…。季節外れの吹雪で館が孤立したとき、“奇面の間”に転がった凄惨な死体は何を語る?前…

2つに1つだが

(小説の感想22) どちらかが彼女を殺した ★★★★☆ 『最愛の妹が偽装を施され殺害された。愛知県警豊橋署に勤務する兄・和泉康正は独自の“現場検証”の結果、容疑者を二人に絞り込む。一人は妹の親友。もう一人は、かつての恋人。妹の復讐に燃え真犯人に肉迫する…

雪のログハウスでの悲劇

(小説の感想21) スウェーデン館の謎 ★★★★☆ 『取材で雪深い裏磐梯を訪れたミステリ作家・有栖川有栖はスウェーデン館と地元の人が呼ぶログハウスに招かれ、そこで深い悲しみに包まれた殺人事件に遭遇する。臨床犯罪学者・火村英生に応援を頼み、絶妙コンビが…

絶海の孤島の殺人

(小説の感想20) 孤島パズル ★★★★☆ 『英都大学推理研初の女性会員マリアと共に南海の孤島へ赴いた江神部長とアリス。島に点在するモアイ像のパズルを解けば時価数億円のダイヤが手に入るとあって、早速宝捜しを始める三人。折悪しく嵐となった夜、滞在客のふ…