首から上だけの演技

海を飛ぶ夢 [DVD]
(映画の感想114) 海を飛ぶ夢 ★★★☆☆
『25歳の夏にラモン・サンペドロは、事故により首を骨折、寝たきりの生活を送る身体になってしまう。それから26年後、ラモンは自ら人生にピリオドを打つことを決意するが、弁護士フリアと村の女ローザと出会い…。』というストーリー。
うーむ、ビューティフルに引き続き、ハビエル・バルデム主演の映画を見ましたが、テーマがずっしりと重く、話の進み方もジリジリした感じで、観た後もしばらく引きずる感じではありました。最後の締めも、観客に、どちらの生き方が幸せなのか、ということを深く問いかける内容だったように感じます。ただ、首から上しか動かない主人公の役で、あれほどに表現豊かに心情を表現できる、バルデムの演技は素晴らしいものを感じました。ということで、★は3つ。