2013-01-01から1年間の記事一覧

アリスのデビュー作

(小説の感想17) 月光ゲーム ★★★☆☆ 有栖川有栖の作品は、これまで1つも読んだことがありませんでした。王道派の本格ミステリー小説家のようですね。月光ゲーム、孤島パズル、双頭の悪魔の3部作を読むために、まずは月光ゲームを、と思いました。 『夏合宿のた…

冷徹非道の父親

(映画の感想99) 96時間 ★★★★☆ この前、実家に帰ったときに、母から薦められた作品。気になったので観てみました。僕の映画好きは親譲りなのかもしれません。 『17歳のアメリカ人少女キムが、初めての海外旅行で訪れたパリで何者かに誘拐される。その事件の…

犯人当て短編集

(小説の感想16) どんどん橋、落ちた ★★★☆☆ 十角館の殺人など、館シリーズで有名な綾辻行人。高校生ぐらいの時に読んで、こんなに面白い推理小説があるのかと興奮しました。久しぶりに彼の作品を読んでみたくなった次第で。短編集ですが、どんでん返し系で好…

ドタバタ劇

(映画の感想98) スナッチ ★★★☆☆ 一応、どんでん返し系の映画で、Yahoo!映画で評価が高かったので、興味があり観ました。 『ベルギーで86カラットのダイヤと小粒の宝石を手に入れた強盗は、NYのボスにダイヤを渡す前に、小粒の宝石をロンドンで売りさばくこと…

シッポサキマルマリ

(小説の感想15) アヒルと鴨のコインロッカー ★★★☆☆ 一応、ミステリーという枠の小説のようでした。あらすじを読むと、とてもそんな感じはしなかったのですが。しかし、Amazonで評価がとても高く、また映画化されており、そちらも評価がとても高いので、興味…

14歳の笑顔

(映画の感想97) マッチスティックメン ★★★★★ 結末の面白さを売りにしている映画ということと、Yahoo!映画で評価が高かったことで観ようと思いました。ニコラス・ケイジが結構好きというのもありました。 『病的な潔癖症に悩む詐欺師ロイは、相棒のフランクと…

外部環境認識

(小説の感想14) クラインの壺 ★★★☆☆ 岡嶋二人のミステリー。いや、SFかな。Amazonで評価が良かったので読んでみました。 『ゲームブックの原作募集に応募したことがきっかけでヴァーチャルリアリティ・システム「クライン2」の制作に関わることになった青年…

メタ・ミステリー

(小説の感想13) ロートレック荘事件 ★★★☆☆ 筒井康隆の推理小説。これもどんでん返し系ミステリーでよく紹介されている作品です。 『夏の終わり、郊外の瀟洒な洋館に将来を約束された青年たちと美貌の娘たちが集まった。ロートレックの作品に彩られ、優雅な数…

傾いた館

(小説の感想12) 斜め屋敷の犯罪 ★★★☆☆ 島田荘司の御手洗潔シリーズ。占星術殺人事件が素晴らしかったので、次の作品を読んでみようと思い、読みました。 『北海道の最先端、宗谷岬の高台に斜めに傾いて建つ西洋館。「流氷館」と名付けられたこの奇妙な館で、…

ハサミ

(小説の感想11) ハサミ男 ★★★★★ これもいわゆるどんでん返し系で有名な作品らしく、評価が高かったから読みました。ハサミ男という、シンプル(?)で、意味深なタイトルも気になりますね。 『美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハ…

孤島の研究所で

(小説の感想10) すべてがFになる ★★★☆☆ Amazonのミステリー小説で評価が高かったので読みました。タイトルのFって何なのか、気になりますね。 『孤島のハイテク研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る天才工学博士・真賀田四季。彼女の部屋からウ…

タイトルが綺麗

(小説の感想9) 葉桜の季節に君を想うということ ★★☆☆☆ どんでん返し系のおすすめミステリー小説でよく目にするタイトルでしたので、興味があり読みました。タイトルの言葉も綺麗ですね。 『「なんでもやってやろう屋」を自称する元私立探偵・成瀬将虎は、同…

奴隷解放の父

(映画の感想96) リンカーン ★★★★★ アメリカ合衆国の稀代の大統領、エイブラハム・リンカーン。小さい頃、伝記を読んだ時から大好きな大統領でした。彼にはとても逸話が多く、特に貧しい農家に生まれたのにも関わらず、独学で法律を学び、弁護士、そして大統…

エビ

(映画の感想95) 第9地区 ★★★☆☆ 一風変わったSF映画として、テレビの予告編を観て興味を持っていました。映画館に観に行くほどではありませんでしたが、この度、レンタルDVDとして出てきたので観ました。 『ある日、ほかの惑星から正体不明の難民を乗せた謎の…

優生人類

(映画の感想94) スタートレック イントゥダークネス ★★★★★ 3D作品で、映画館に観に行きました。事前準備として、2009年公開のJ・J・エイブラムス監督のスタートレック第1作目を観ておいて、本作に臨みました。 『西暦2259年、カーク(クリス・パイン)が指揮…

船長、それは非論理的です。

(映画の感想93) スタートレック ★★★★☆ 以前からずっと気になっていたスタートレック。スターウォーズが大好きなので、きっと同じように面白いだろうなと思いながら手が出なかったのですが(なにせ作品が多いから)、J・J・エイブラムス監督が再構築する作品…

逃げる逃げる

(映画の感想92) レミゼラブル ★★☆☆☆ 最近来たミュージカルのレ・ミゼラブルではなくて、少し古い、1998年の作品。ミュージカルと、他の作品の比較がしてみたくて、この作品を観ました。 『1812年、19年の刑期を終えて仮出獄したジャン・バルジャンは、銀食器…

逃避行における二人の心の通い

(映画の感想91) パーフェクト・ワールド ★★★★☆ これもクリント・イーストウッド監督作品。しかも監督作品の中でも名作と言われる作品。Yahoo!映画などで評価は非常に高いですね。友人にもこれが好きだという人がいました。 『63年テキサスを舞台に、犯罪者と…

扱ったテーマは面白いのに

(映画の感想90) ヒアアフター ★☆☆☆☆ 結構相性が悪いクリント・イーストウッド監督の作(笑)。どうも微妙に合わないんですよね。最後の結論を観客に投げるというか、その姿勢が合わないのかもしれません。もちろん、監督のメッセージというか意見というか、…

どん底

(映画の感想89) ビューティフル ★☆☆☆☆ Yahoo!映画で結構良い点数が付いていました。なので、興味があって観ました。あと、ノーカントリーで、バビエル・バルデムの演技の素晴らしさに打たれましたので、彼に興味があって観たというのも半分ありました。 『妻…

グレゴール・ザムザ

(小説の感想8) 向日葵の咲かない夏 ★★★★☆ これもいわゆるどんでん返し系のおすすめミステリー小説でよく目にするタイトルでしたので、興味があり読みました。 『夏休みを迎える終業式の日。先生に頼まれ、欠席した親友の家を訪れた。きい、きい。妙な音が聞…

恋愛は怖いね

(小説の感想7) イニシエーション・ラブ ★★★★★ ミステリー小説を読み漁った第7弾。この本のタイトルは、どんでん返し系のミステリー小説で、よく目にしました。比較的短かったので読みやすかったです。 『僕がマユに出会ったのは、代打で呼ばれた合コンの席。…

ガリレオと少年

(小説の感想6) 真夏の方程式 ★☆☆☆☆ 東野圭吾の推理小説。ガリレオシリーズ第6弾。文庫で新刊が出ていましたので、すかさず買ってしまいました。映画化もされるようですね。 『夏休みを玻璃ヶ浦にある伯母一家経営の旅館で過ごすことになった少年・恭平。一方…

御手洗潔 ゼロ

(小説の感想5) 異邦の騎士 ★★★☆☆ 久しぶりにミステリー小説読みたくなって読み漁った第5弾。占星術殺人事件で、島田荘司の本を久しぶりに読んだので、島田荘司から次の本を探すことにしました。 『失われた過去の記憶が浮かび上がるにつれ、男はその断片的"…

旧東ドイツへの郷愁

(映画の感想88) グッバイレーニン ★★★☆☆ この映画は、しゃべくり007というテレビ番組で、原田泰造が薦めていたのがきっかけでした。ドイツ映画はほとんど見た記憶がないのですが、上記のようなきっかけで面白そうだと思い、TSUTAYAでもしゃべくり007推薦作品…

リメイクが前作を超えることは稀

(映画の感想87) アメイジングスパイダーマン ★☆☆☆☆ スパイダーマンと言えば、トビー・マグワイア主役の3部作がありました。第4作目が予定されていたのですが、監督が降板したことにより白紙になり、新監督を招聘してシリーズをリブートしたということのよう…

霧ホラー

(映画の感想86) ミスト ★★★★★ 『ショーシャンクの空に』『グリーンマイル』に続く、スティーヴン・キングとフランク・ダラボン監督のコンビ作。前2作も有名な作品ですが、それらは感動作系でした。一方、本作は本来のキングであるモダン・ホラーの巨匠なら…

アマチュア無線の向こう側に

(映画の感想85) オーロラの彼方に ★★★★☆ 時空飛び越え、タイムパラドックス系のSF。以前、『バタフライ・エフェクト』という、この手の傑作に出会って、時空系SFは丁寧に作れば面白いなと感じていました。この、オーロラの彼方に、も評価が高かったので以前…

バリ旅行 まとめ(3)

3日目。もう最終日。うーむ、やっぱり短いですね。まあ全行程4日で、内2日は移動なので、仕方がないのですが。 3日目、ホテルの部屋で目覚めると、外は少し曇っていました。しかし、よく考えてみると、2日目も朝はかなり曇っていましたが、昼前からかなり晴…

バリ旅行 まとめ(2)

2日目。アヤナ・リゾートの部屋で目覚めると、まずはベランダからホテルの風景を観に行きました。昨日は夜遅くで全景が見えなかったので。うーむ、素晴らしい。リゾート!色々な花が咲いていて、鳥が沢山います。鳥の鳴き声も沢山聞こえました。ツバメっぽい…