映画 スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐

をついに観て来た。4、5、6、そして1、2と観て来た自分としてはとても満足した感じを得た。自分が子供、そう小学生ぐらいのときには、まだ映画界にCGを使ったものは少なかった。すべてがプラモデルや特殊撮影、メイキャップで行われているスターウォーズは、あらゆる技術を組み合わせて作製された絶妙な一品だった。プラモデルが好きだった少年なら誰しも僕の気持ちをわかってもらえると思うが、プラモデルが宇宙空間を飛んで、光線を出して、爆発して…ということを空想しなかったわけはない。そういう意味で、あの映画はすさまじく影響を与えた一品だった。
そう思うと、昔はよかった(じいさん的言い方(笑))。バック・トゥー・ザ・フューチャーも大好きな映画だが、デロリアン(タイムマシンの車)が中に浮いて、時空間を行き来するだけで感動したものだ。ターミネーター2で、とろとろにとけた銀色の液体金属が人の形になっていくだけで感動したものだ。すげー!って。今ではあらゆるところにCGが使われてるから、もう何でもありって感じで、感動はない。
話が飛んだが、少々残念だったことは、ストーリーを前もって「学習」してしまっていたことだ。4、5、6を見てて、1,2,3でアナキンがフォースの暗黒面に落ちてダースベイダーになっていくのはいいのだが、彼がなぜあのような黒いマスクとスーツを着ているのか?それは楽しみにしていたポイントだった。また銀河帝国の皇帝ダース・シディアスの正体も楽しみにしていたポイントだった。しかし、2を観た後、気になって気になって、うっかりネットサーフィンしてしまい、3を観る前に知ってしまったのである。残念無念。好奇心に勝てない俺のバカ!
とにかく、でもいい映画だった(すべてのシリーズを含めて)。3を観た後いろんな場面を思い出した。オビ=ワンが再びダース・ベイダーと対決する場面(4)、ダース・ベイダールーク・スカイウォーカーに「私がおまえの父だ」と告白する場面(5)、ヨーダがルークを鍛える場面、そして託して亡くなる場面(6)、ルークがダース・ベイダーと対決する場面(6)、勝利し皇帝から「とどめをさせ」と言われても「嫌だ」と言ったルーク、皇帝の攻撃を受けて苦しむルークを観て最後に善の心を取り戻すダース・ベイダー、「おまえが正しかった」とマスクを取り、最期の言葉をかけるダース・ベイダー(6)。
今度実家に帰ったら、旧3部作を観てみよう。