雑記 最近思うこと

ずっとやってきたテーマがどうしても行き詰まり、思い切って違うことをしようと思って早数日。自分で何が面白いか、何ができそうか、何ができなさそうか、どこで詰まりそうか、どうやったらまとめれそうか、などなど、おそらくまだまだ未熟で浅い考えだろうし、とりあえず始めたことがうまくいかないかもしれないが、とにかくやってみてわかったことがいくつかあった。たぶん当たり前のことで、いまさら何言ってんだと思われるかもしれないが、また詰まったら自分で読み返すつもりで書こうと思った。
一つ目に重要なことは、「なぜ今まであんな状態でほったらかしていたのか?」ということだ。研究は積み重ねだ。ブロックを高く積まなければならない。高く積むためには、堅固なブロックを真上に積んでいくか、複数のブロックでピラミッド状に積むかしなければならない。とにかく積まなければならないのだ。ところが、ずっと土台のところから一向に進んでいなかった。なぜそのような状態で今まで平然としていたのか。
ついでに言うと、できれば、誰かが多少なりとも積んでくれているところから始める方が絶対楽ちんだ。極論を言えば、どんなラボでも積み重ねで成り立っているのだから、積まれたブロックがないラボなど存在しないはずだが、それはともかくとして、とにかく起点が大事で、0から探すととても大変なので、何かを出発点とすることは大事だ。
自分のテーマの最も根本的問題は土台がないということだった。つまり何もかもが机上の空論に過ぎない。0から始めて土台探しをすることも時としていいが、期限が必要だとも思った。気付くのが遅れたが。

もう一つ重要なことは、「自分で情報を集める」ということだ。何ができそうで、何が無理そうか。そんなことは調べてみないとわからない。電気生理学をまったく知らない者が、それがいかに難しいかは調べなければわかりようがない。親切な先輩が「こんなことできるんじゃない?」と言ってくれることもあるだろうが、基本的に自分から調べたり聞いたりしないと集まるわけがない。またこれができたらこういう実験ができると思ったときに、じゃあそれをどうやって習えばよいのかを極めて具体的に考えることも大事だと思った。それも情報を集めるということだ。研究室の人から学べないのならば、他の誰かに教わらなければならない。では一体誰に?どの程度の期間でできそうなのか?などを考えるために情報を集めることはきっととても大事なことだ。