なぜイギリスの食事はまずいと言われるのか

ふと気になった。大航海時代から様々な領土に進出し、多文化と出会う機会が多かったと思われるイギリス。東洋文化、インディアン文化、オーストラリア先住民文化、アフリカ文化、それらの融合した、すばらしい食文化が築き上げられていてもおかしくない。なのになぜ? 海を渡ったフランス、ドイツ、スペイン、イタリアなどはそれぞれフランス料理みたいに、〜料理と言えば、なんとなく思い浮かぶぐらい、それぞれ立派な食文化を形成しているのに、イギリスだけなぜ?自分自身でイギリスに行ったことがないので、「本当に」まずいのかどうかはわからないが。
英会話の先生がちょうどイギリス出身なので、ちょっと聞いてみたところ、以下のような話が帰ってきた。
「イギリスの古い食文化はフランスのそれとよく似たものだったらしい。が、第一次大戦の折、食料不足になって国家による庶民への食品使用制限が下された。それにともなって、香辛料などのスパイスの使用ができなくなった。なので、さっぱりとした味気ない簡単な料理が占めるようになった。大戦が終わり平和が訪れたが、食文化は元には戻らなかった」というもの。ほんとかなぁ。日本だって第二次世界大戦でぼろぼろになったけど、日本料理文化は残った(復活した)もんねえ。
他には「高度に文明が進化しすぎると、もはや人間は食に興味を持たなくなる」というもの(笑)