ペン(筆)は剣より強し

今日は書道の展覧会に行ってきました。というのも、彼女が書道を習っていて、それを見に行きたいと思ったから。とても書道が上手です。なんと、50文字以上の文字を長い紙に書くんだけど、僕だったら最後の方で「べちゃっ」っとしてしまうでしょう。あるいは、ハンコ逆さまとかやらかすでしょう。一度、彼女の目の前で書いたことがあるけど、「書くのが遅い」と言われました。そう、一度墨を付けたら、さらさらさらっと一気に書くんです。普通の人にはできません。
今回で3度目ですが、毎回とても楽しかったです。全体的な調和で、1つのものとして見るととてもうつくしい。紙や額縁も含めて、すべてで1つの作品なんだと思いました。先生の作品などを見てると、「ほしい!」と思うけれども、1個、10万とかするので、庶民には厳しいです。
芸術的な趣味を持つことはとてもいいことだと思います。先生からも「あなたにはいい感性がある」と言われているようですが、実はこれは先生にはわかって、特定の人にしかない、不思議な感性というものがあるようです。僕も小さい頃からピアノを習ってましたが、先生からよく「あなたは音が柔らかいので、情緒的な曲が向いている。」と言われ、「それは個性であり、才能だ。」と言われました。逆に「指がぱらぱら軽快に動く曲やスピード感を必要とする曲はあなたには向いていない。」と言われてました。こういうものは、その人の個性であり、練習量とはあまり関係しない、一種の素質のようです。長年やっている先生にはそれがわかるようです。それはとても大事にしたらいいのではないかと思います。同じ曲を異なる演奏者が弾いていて好き嫌いがあるのも、当たり前かもしれませんが、弾き方の個性に違いがあるからだと思います。