携帯の修理

最近、携帯電話の調子がとても良くなかった。原因はよくわからないが、電波受信の問題な気がする。画面上では電波が三本立っている状態なのに、メールが送れなかったり、電話がかけれなかったりする。普段は異常がないが、人ごみに行くと、そうなる傾向がある。
電波が三本立ったまま受信できなくなるので、自分で気が付かない間に音信不通になっていることがある。これはとても困った状況なので、いざ修理に携帯ショップへ。そういや、最近、携帯ってすごく壊れやすい気がする。

機種変更してから数ヶ月なので、保障期間内だから無償で修理してくれるとのこと。ただ、その店員さんから
「修理の際に、携帯の中に保存されているデータが一切消えてしまう可能性がありますが、よろしいですか?」
と言われ、いやいや、いろんな人の電話番号とか入ってるし、それはよろしくないだろと思い、データの転送とかしてもらえませんかと聞いたのだが、
「修理の際にそういったことは行っていません。」
だそうだ。やれやれ。メールやアドレスのデータ転送なんて、簡単にできるだろうに…。仕方がないので、記憶媒体に手をかける時は修理せず、いったん戻してもらうことにした。


そういえば、修理関連で、iPodの修理を聞きに言ったときもやれやれと思った。というのも、iPodは基本的に「修理」してもらえない。どういうことかというと、使用1年未満の場合、新iPodと交換してもらえる。そして、1年を越えていると、バッテリーのみの故障の場合を除いて、新品と交換し数万円の代金を請求される。つまり、これは修理ではなくて買い替えなのだ。appleにしてみれば、いちいち修理として届けられる製品一つ一つの原因究明をし、故障箇所を修理する、その人件費などを考慮すると、新しい製品で置き換えた方がよほど安いということなのだろうか。結局のところ、交換代金を請求されるので(たしかほぼ製品と同じぐらいの金額だった)、つまりは、1年を越えれば、「修理しない」ということになるのか。



話題が変わるが、携帯ショップで待っている間に、巷でうわさのアクオス携帯を触ってみた。ワンセグ対応で、携帯の画面の部分が横になり、ワイド画面のような感じできれいなテレビが見れるという、よく宣伝してるやつだ。触ってまずびっくりしたのは、画面の縦→横の移動が実に滑らかで、カシャンと動くということ。こういうのって作るの、きっと難しいんだろうなとか思った。ただ、落としたら、確実に壊れるだろうなとも思った。
今携帯では、フルブラウザ化や音楽配信など、さまざまな機能が追加され、だんだんよくわからなくなってくるが、その機能が商品の売りに当然なるわけだ。でも、携帯のPDA化というか、OSを積んでソフトを動かすという方向への移行は着実に行われているような気がして、いずれは、ゲームや音楽を買うのと同じように、ソフトウェアも買う時代になるんだろうか。カメラの性能など、ハード面は変えようがないが、ソフトウェアはいくらでも変えられるはずだ。そうなれば、自分のほしい機能をもったソフトウェアを選んで、買って、自由に携帯をカスタマイズできるようになる。音楽を聴かない人は、音楽ソフトを買ってインストールする必要はないし、通話とメールだけでよい人は、最小限のコストでよい。以前の日記(2005/7/6)にも書いたが、携帯をPDA化して、ワード・エクセルファイルやPDFファイルを読めるようにしたり、後からパソコン経由でソフトウェアを入れることができたりという携帯はすでにあるにはある。しかし、いまいち流行ってないのは、とっつきにくいからなのだろうか?