オーストラリア旅行まとめ2

休みの日は、第一週は、以前にも書いた通り、ローンパインコアラサンクチュアリという、動物園に行って来ました。
第二週目は、モートン島という砂でできた島へ遊びに行きました。学校がアクティビティーと称して、多くの旅行ツアーを組んでくれるので、それに登録するだけで気軽に遊びに行くことができます。ただし、少々料金が高めらしく、町の旅行会社でツアーを探した方が幾分か安いということでした。


モートン島では、サンドサーフィン(砂山からサーフィンボードで滑り降りる)をしたり、海や湖で泳いだりしました。ビーチはとてもきれいで、波が強く、サーフィンをしている人も沢山いました。この島は、すべてが砂でできている不思議な島です。島の内陸部も全て砂でできているんです。とはいっても、内陸部では草木ももちろん生えています。が、背丈が低いものが多かったです。
4WDの車ごとフェリーに乗り込み、移動はすべてこの4WDの車で行いました。が、なにせ、全て砂地なので、道路(?)はでこぼこ。激しく揺れながら移動しました。最初は酔いましたが、後から慣れました。
オーストラリアに来て驚いたことは、「東海岸のほとんどがビーチである」ということ。永遠と、何万kmもビーチがひたすら続いているんです。モートン島も例外ではなく、島全体がビーチになっていました。






残念ながら時間がなくて行けなかったんですが、ブリスベンから少し南東に行ったところにゴールドコーストという所があり、多くの観光客が訪れる有名な場所があります。ここは、サーフィンの名所として非常に有名で、彼方まで続くビーチに、強い波、そしてビーチの側にひしめき合うホテル群。とてもきれいな場所です。アミューズメントパークなども数多くあります。リゾート地という言葉がぴったり合う場所です。いつか近くに行く機会があれば、次こそ行ってみたい。


オーストラリアの天候は、毎日ほとんど快晴で、モートン島に行ったときも、澄み切った青空で最高でした。本当は2月3月は雨季のはずで、相当雨が降るらしいんですが、温暖化の影響かエルニーニョ現象か、最近は雨がほとんど降らないそうです。そのために、オーストラリア全体で深刻な水不足が発生し、内陸部では特に相当深刻なようです。
日々の生活でも、水の大切さはあらゆる場面で味わうことができます。まず、飲料水の価格の高さ。ミネラルウォーターがペットボトル一本で300円程度もします。相当高いです。また、向こうに行ってまず最初にすごく驚いたのが、食器の洗い方。台所に水をある程度溜めて、洗剤を入れ、大きい歯ブラシのようなもので食器を洗うんですが、ゆすぎは一切なし。泡がついたまま、食器乾燥棚に並べ、泡が自然乾燥するのを待ちます。「洗剤がついたままじゃないか!?」と困惑しましたが、「体に害はない」とのこと。本当かなぁ。まあ、ともかく、郷に入れば郷に従え。水が非常に大事なことがわかりました。また、当然、お風呂などもなし。シャワーのみで、一人5分以内。シャワーを出しっぱなしにするということも絶対ダメでした。印象深かったおばちゃんの行動は、コップに入れた水を飲んだ後、飲み残したものを捨てないということ。庭の草木に、その飲まなかった水をかけてあげて、水を無駄にはしないということでした。


帰国が近づいてくると、平日も町に遊びに行くことが多くなりました。いつもは行きも帰りも送り迎えしてくれるんですが、町に遊びに行くときは自分でバスで帰宅。1時間か2時間にバスが1本しかなくて不便でした。
学校の友人達と、日本食を食べに行ったりもしました。お寿司屋へ。回転寿司なんですが、なんとすしが汽車の上に乗っていて、線路を走っていくというようになっていました。そのスピードが速い!すしが取れねえ!韓国人と一緒に行ったのですが、どうやら韓国人は生魚はあんまり好きではないらしく、カリフォルニアロールばっかり食べてました。
ナイトクラブへも遊びに行きました。怪しいお店ではなくて、ダンスバーというか何と言うかそんな感じの場所です。踊ったり、歌ったり、バンドが演奏してたり、という感じです。ブラジル人やスペイン人は大好きなようでした。誘われて行って楽しかったですが、日本人にはちょっとノリが激し過ぎるかなという感じでした。
また、カジノへも遊びに行きました。オーストラリアではギャンブルが国営化されていて、旅行客も年齢制限をクリアしていれば楽しむことができます。中では、ポーカーやルーレット、ブラックジャックなどのテーブルゲームから、スロットマシーンまで。現金そのまま機械に入れて、現金が出てくるというのは新鮮でした。ちなみに数千円ほど勝ち越しました。友人は豪快にすってました(笑)。


お土産は、カンガルーやクロコダイルのジャーキー、Timtamという有名なチョコレートのお菓子、XXXX(フォーエックス)というブリスベンの有名なビール、カモノハシのヌイグルミ、などなどを買いました。アボリジニー関連のお土産コーナーも沢山ありました。ブーメランが一瞬ほしくなったんですが、「何に使うねん」と思い、思いとどまりました。


オーストラリアは、気候が暖かいせいか、何もかもが温かくて、気持ちがいいところでした。みんなの気持ちがゆったりしていておおらかです。治安がいいのもうなずけます。パトカーが走っているのもほとんど見ませんでした。
人口も、あれだけの巨大な大陸の割りに、数千万人程度で、土地利用もゆったりしています。そういったところも穏やかな国民性を生み出しているのかもしれません。考え方も、何かに強くこだわることはなく、結構、いい加減で行き当たりばったりでした。着飾らないと聞いていましたが、その通りで、ほとんどの人がラフな服装でした。とても暮らしやすいと思います。
定年を迎えて、お金があったら、こんなとこでのんびり暮らすのもいいだろうなーと思いました。事実、オーストラリアで永住する移民は結構多いようですね。永住を目指している日本人の人にも結構会いました。

またいつか行ってみたいと思います。次はケアンズに行ってみたいです。そこにはグレートバリアリーフがあり、そこでスキューバダイビングを楽しんでみたい。