雑記 培養法を変えることによって(3)

リポフェクションによる海馬培養細胞へのEGFP導入を観察。以前の20041116の日記でも話題にしていたが、EGFPそのままだと、やっぱりちょっとスパインが見にくいなぁ。
あと、もう一つ非常に気になる点がある。自分はある遺伝子のタグ付きコンストラクトを神経細胞に過剰発現させて影響を見ているのだが、タグに何を選ぶかで、見た目が全然違った。タグに使用したのは、EGFP、Flag、HA、mycだが、それぞれ全然違う。もちろん検出はそれぞれの抗体で行っているため、抗体の良さやアクセスしやすさなどのせいかもしれない。が、それ以上の何かがある気がする。例えばあるタグAは細胞全体に分布するが、別のタグBはドット状にある部分に局在する。タグCは軸索にも樹状突起にも分布するが、タグDは軸索には行かないなどなど。これはちゃんと検討しなければいけないのではないか。