博士の愛した数式

博士の愛した数式 (新潮文庫)
博士の愛した数式 小川洋子
読み終わった。そんなに長くなかったので気軽に読めた。最近、超有名な本だが、評判通り、ほんわかしたいい話だった。☆☆☆☆★
ルートという子供を通じて、博士、家政婦、の三人の身近なドラマを詠う。無機的であった数字が、有機的に感じられることはとても新鮮。80分の記憶に関しては、少々「ん?」と思う所もあったが。記憶に関して深く突き詰めるようなサスペンス・スリラー要素はない。だからこそ良いのかもしれない。
サスペンスでは、メメントという映画があった。あれは傑作だった。