研究室によって考え方は全然違う

月曜日の夜にT君と飲みに行きました。同じ研究科の同期で、共に4月からの就職組です。以前に一度か二度会ってて知り合っていたんですが、今回縁あって飲みに行こうということになりました。


研究室のこととか、研究のこととか、就職活動のこととか、企業のこととか、色々話しました。話していて思ったのは研究室の環境によって考えていることは結構変わるなぁということでした。T君は薬学系の研究室ですが、修士や博士を終了した際に就職を考えることはそれほど稀ではなく、しっかり選択肢の中に入っているようです。僕と彼は同じ研究科ですが、僕の研究室は理学系で、強烈なアカデミア志向です。
大学生になった時に、学生の意識にそれほど大きな差はないと思います。が、学部時代の環境や研究室に所属になってからの周りの環境が、個人の考え方に大きな影響をもたらすのでしょう。みな、「自分が好きな」道を「自分で選択して」進んでいると考えていると思いますが、おそらくそれだけではないケースが多いように思えます。


T君からは、「○君が当時就活しているとは知らなかったよ。」と言われましたが、確かに研究所や研究室の環境では僕はまったくの孤立無援でした。同志がいれば、もっとストレスが少なく活動できたかなと思います。ただ、ほとんど自分一人の情報収集と決断で、今の道に歩みだしたので、こういった機会は自分にとっては良かったのかなとも思います。割と、他人の意見に影響されやすい性格だったので、そういったものにも振り回されず、独立した意思を発現するのにいい経験だったのかもしれません。


同じ路線に進む友人がいるということがどれほど励みになるかわかりません。T君とはまた飲みに行こうと話しましたが、社会人になって、また話すのが楽しみです。


ところで、実は、4月から行く会社の先輩に、T君の先輩がいるそうです。どんな人か楽しみです。鉄人系らしいですが…。