カンボジア旅行 まとめ (4)

5日目。4日目(元旦)の夜中は全然寝付けませんでした。Happy new year partyなるものがホテルで開催されておりまして、夜中の2時ぐらいまで大音量でジャンジャカジャカジャカ…。まあ新年のお祝いだから仕方ないとも思うのですが、夫婦二人とも体調を崩していましたので、かなり参りました。とはいえ、やはり疲れていたのか、2時か3時ぐらいには寝付けたでしょうか。それなりに疲れは取れました。





さて、5日目。嫁さんの体調がかなり悪く(お腹がひどく壊れている)、今日のツアーに行くか、それとももうお休みにするかという感じになりました。ただ、今日は、遺跡観光が午前中で終わりで、最終日だということもあり、頑張っていくことになりました。ツアーの最後を飾る遺跡は、ベンメリア遺跡。他の遺跡群とはちょっと離れた場所にある遺跡です。バスで1時間ぐらいでしょうか。それぐらいかかりました。嫁さんはその間ずっと寝ておりました。道中、道が少し悪く、いわゆる、チンさむロードがしばしば起こりました。


ベンメリア遺跡はアンコールワットの練習台と言われているらしく、20年ほど年代は遡るそうでした。遺跡群は相当にぼろぼろなのですが、何と言っても有名なのは樹木との融合による自然との調和。また、この遺跡では、木で作った観光用の通路が、遺跡の天井部分に通してありまして、遺跡を上から見ることができる感じになっており、非常に楽しめました。ベンメリア遺跡は、ジブリアニメの天空の城ラピュタのモデルになったそうで、青白い遺跡の壁が細い樹木の根と絡み合っている姿は、ラピュタのイメージにぴったりでした。そういえば、ラーマーヤナ叙事詩で、魔王ラーヴァナがさらった姫の名はシータ姫。おそらくこれは偶然ではないんじゃないかと思います。この遺跡は特に日本人に人気が高いらしく、僕たち夫婦もお気に入りの遺跡となりました。ベンメリア遺跡からバスで帰ってきて、ツアー最後の昼食となりました。最後は、クメール料理で、ココナッツカレーとか、野菜の煮物とかが出てきたカンボジア料理屋さんで、かなり美味しいところでした。




午後はツアーの日程では特に何もなく、夜、飛行場へ出発するまでは予定がありませんでした。体調がそれほど回復していませんでしたので、ちょっとゆっくりできる方がいいということで、シェムリアップにあるアンコール国立博物館に行こうということになりました。食事後、ガイドさんに送ってもらいました。博物館はアンコールワット遺跡群から発掘された仏像やその他もろもろの彫刻などが展示されておりました。特に1000体の仏像の部屋は、とても圧倒されました。夫婦ともども、お腹の体調がかなり悪く(特に嫁が)、頻繁にトイレに行きながら、博物館を見て回りました。博物館を見た後ホテルに帰るために、トクトクというバイクタクシーに乗りました。これがまた安くて、二人でホテルまで2ドル。カンボジアは物価が安くていいですねー。


さてさて、こんな感じで、かなり思ったよりハードなツアーでしたが、カンボジアアンコールワット遺跡群ツアーを満喫してきました。前回、エジプトに行ったということもあり、やはり遺跡自体はエジプトの遺跡群の方が多彩で迫力も大きさもあり、魅力的だったと思いましたが、アンコールワットは少し趣が異なる遺跡でとても楽しめました。特に、アジア人らしい、細やかな装飾やレリーフの数々は一見に値すると思いました。ツアーを終えてちょっと思ったことは、今回僕たちは周りの細かい遺跡群も回る満喫ツアーを選んだのですが、もうちょっと別路線の観光が入ったタイプの方が良かったかなと感じました(ベトナムハロン湾とか)。アンコールワット、アンコールトム、バンテアイ・スレイ、タ・プローム、トンレサップ、ベンメリア、などは良かったのですが、細かい遺跡群の観光はもう少し少なくても良かったかなと。


とはいえ、カンボジアに行って、遺跡群の観光が良かったのはもちろんですが、カンボジア人の熱気を感じることができましたし、そこからパワーをもらうことができました!また、長期休暇が取れる機会があれば、いろんあところに行ってみたいと思いました。