オリジナルを越えられないリメイク

トータル・リコール [DVD]
(映画の感想69) トータルリコール ★★☆☆☆
インド出張帰り、シンガポール航空の中で、プロメテウスと共に観ました。シュワルツネッガーのトータルリコールを観ていた世代ですので、これも映画館に観に行こうと思っていたのですが、あまりネット評価が良くなかったので、行くのをやめていました。
『人類が世界戦争後にブリテン連邦とコロニーの二つの地域で生活している近未来、ある日、工場で働く主人公は、記憶を買うためにリコール社に出向く。ところが彼はいきなり警察官から攻撃され、自分の中にある戦闘能力に気付く。戸惑いながらも家に帰ると妻が襲ってきて…』というストーリー。
多少、ネタバレになってしまいますが、前作の方が圧倒的に良かった。もちろん、映像面では本作に到底勝てるものではありませんが、とにかく脚本がいけてない。原作に忠実に従ったということかもしれませんが、何でも原作に沿えば良いというものでもないでしょう。火星という設定と、ミュータント達によるレジスタンスという設定は、とてもよかったと思うのですが、なぜそれをやめてしまったのか(意図があったのでしょうけど、そのメッセージは伝わらなかった)。ということで、映像はすごいと思いますが、面白くなかった。★2つ。最近、こういう、映像だけって映画が多いですね。