仮想現実世界

(映画の感想144)　13F　★★★★☆
『コンピュータ・ソフトの開発者ホールは、ヴァーチャル・リアリティの技術を使ってコンピュータ内に1937年のロサンゼルスを再現しようとしていた。だが上司が何者かに殺される事件が起こり、ホールが容疑者となってしまった。アリバイが無いどころか、犯行時間の記憶自体失っているホールは、突然の事態にパニックとなる。やがて彼は、研究の過程で1937年の仮想世界と現実世界を行き来していたことを知る。その鍵を握るのは“13階”…。』というストーリー。
奇しくもマトリックスと同年公開で、同じような構成であるため、埋もれてしまった感のある良作。マトリックスがアクションに重きを置いているのに対し、こちらはミステリー色が強い感じがしました。しかし、ストーリー構成も実によく練られていると思います。公開時は1999年15年前の作品であるため、少々オチが見えてしまう感じもありましたが、それでも十分に楽しめた作品でした。★は4つ。