完璧な肉体を持つ女性「アゾート」

占星術殺人事件 (講談社文庫)
(小説の感想1) 占星術殺人事件 ★★★★★(※)
昔(高校生ぐらいの時)に好きだったミステリー小説。当時は、綾辻行人館シリーズや、アガサクリスティーなど洋物などを読んでましたけど、最近は相当ご無沙汰になっていました。ネットで、「おすすめミステリー傑作!」とか「これを読まなきゃ損!なミステリー」とか、そういう謳い文句を見ているうちに、久しぶり火が付いて読み漁ってみたくなりました。その第一弾。
『怪事件は、ひとりの画家の遺書から始まった。その内容は、六人の処女から肉体各部をとり、星座に合わせて新しい人体を合成する、というもの。画家は密室で殺された。そして1ヵ月後には、六人の若い女性が行方不明になる。占星術師、御手洗潔はその謎に挑んでいくが…。』というストーリー。
素晴らしい!素晴らしいトリック!と言いたいところなんですが、ただしの※が付いてしまいます。詳しく言うとネタバレになってしまいますので、一言だけ。マガジンの金田一少年の事件簿。その漫画が好きでだいたい読んでるよ!という方はこの本は向きません。まあ、それでも、色々な謎が、一気に解決されていく様は圧巻。ということで、★5つなんだけど、(※)の条件付き。