モ・クシュラ

(映画の感想78)　ミリオンダラーベイビー　★★★★☆
アカデミー賞受賞作ということで、以前から気になっていた作品です。正直なところ、クリントイースドウッド監督の作品は、グラントリノやミスティックリバーなど、何作品か観ましたが、自分に合うかというと微妙なところ。作品作りは丁寧でメッセージ性も良いと思うのですが、ズドンと合う感じがしない…。結論から言うと、本作品も同じような感じでした。
『ボクシング・ジムを経営する一人暮らしの老人フランキーのもとに、貧困家庭出身で三十過ぎまで我流でボクシングを学んだ女性マギーが現われる。「女にボクシングはさせない。」とマギーをつっぱねたフランキーも次第にその熱意にほだされ、女子プロ・ボクシングの世界にいつしかのめり込んでいた。フランキーとマギーは夢を掴めるのか。』というストーリー。
さすがはアカデミー賞作品ということで、それなりにいい映画だったと思いますが、テーマが重い。また、最後の結論のためにストーリーを過剰に傾けた感は否めませんでした。それらにより人によって評価がわかれてしまいそうな気がしました。ただ、俳優陣の演技は言うまでもなく素晴らしく、特にイーストウッドとモーガンフリーマンは最高でした。ということで、結論としては★4つぐらい。