アマチュア無線の向こう側に

オーロラの彼方へ [DVD]
(映画の感想85) オーロラの彼方に ★★★★☆
時空飛び越え、タイムパラドックス系のSF。以前、『バタフライ・エフェクト』という、この手の傑作に出会って、時空系SFは丁寧に作れば面白いなと感じていました。この、オーロラの彼方に、も評価が高かったので以前から気になっていました。
『1969年10月、夜空に珍しいオーロラが出現した頃、ニューヨーク市民はメッツのワールドシリーズ出場に湧き返っていた。6歳の少年ジョンは、勇敢な消防士の父と優しい看護婦の母に囲まれ幸せな毎日を送っていたが、父を事故で亡くしてしまう。そして30年後、ニューヨークの空に再びオーロラが出現した夜、ジョンが父の無線機をいじると、そこから男の声が。ジョンは声の主が30年前の父であることを知る…。』というストーリー。
素晴らしい。バタフライ・エフェクトはせつないストーリーでしたが、こちらは、アメリカ映画っぽい大団円系の終わり方で、すっきり満足です。これまで見た時空系SFの多くは、過去に戻って、未来が変化して、というのを繰り返すのですが、この映画の場合は、無線機で過去と会話している内にリアルに未来が変化していくというタイプで、あまり見ないタイプでした。勧善懲悪のストーリーですので、娯楽的にも最適かも。ということで、★4つ。