旧東ドイツへの郷愁

グッバイ、レーニン! [DVD]
(映画の感想88) グッバイレーニン ★★★☆☆
この映画は、しゃべくり007というテレビ番組で、原田泰造が薦めていたのがきっかけでした。ドイツ映画はほとんど見た記憶がないのですが、上記のようなきっかけで面白そうだと思い、TSUTAYAでもしゃべくり007推薦作品一覧の棚ができていて目に留まったということもあり、観ました。
『1989年、東ベルリン。テレビ修理店に勤める青年アレックスの父は家族を捨て西側に亡命した。母クリスティアーネは、その反動からますます愛国心を強めていく。そんなある日、アレックスが反社会主義デモに参加し、警察と衝突するところを偶然目撃したクリスティアーネはショックで昏睡状態に陥ってしまう。その間にベルリンの壁が崩壊、統一ドイツとなる。やがて8ヶ月後、クリスティアーネは奇跡的に覚醒するのだが…。』というストーリー。
とても展開が良く、どうなるんだろうというハラハラ感も良く、またベルリンの壁の崩壊前後での、苦悩する東西ドイツの人々の思いもよく描かれており、とても良い作品でした。また、旧東ドイツ体制への郷愁の思いも込められているんでしょう。ドイツ人なら、ニヤリとするんだろうな、という場面も多くありました。★3つ。