どん底

BIUTIFUL ビューティフル [DVD]
(映画の感想89) ビューティフル ★☆☆☆☆
Yahoo!映画で結構良い点数が付いていました。なので、興味があって観ました。あと、ノーカントリーで、バビエル・バルデムの演技の素晴らしさに打たれましたので、彼に興味があって観たというのも半分ありました。
『妻と別れ、男手ひとつで子供たちを育てるため、非合法な仕事に手を染め、バルセロナで生活する男ウスバル(ハビエル・バルデム)が、ある日、末期がんで余命2カ月と宣告される。迫りくる死への恐怖と闘いながら、愛する子供たちのために最後の力をふりしぼって金を稼ごうと奔走する父であったが…。』というストーリー。
うーむ。。。暗い、重い、救いがない。ここまで重くする必要があるのだろうか、という感じ。裏社会というか底辺社会というか、そこにある様々な問題に焦点を当てたかったのもわかるし、安易に抜け道みたいなものを無理やり作ってハッピーエンドにするのも変だというのもわかるが。全くジャンルは違う気がしますが、スラムドック・ミリオネアを思い出しました。同じようにインドの底辺社会を生き伸びてくる少年を描いていますが、ミリオネアという一筋の光明によって、社会の変化・未来への希望のようなものを描いています。本作品にも少しはそういう救いが欲しかった。ということで、残念ながら、★1つ。