エビ

第9地区 [DVD]
(映画の感想95) 第9地区 ★★★☆☆
一風変わったSF映画として、テレビの予告編を観て興味を持っていました。映画館に観に行くほどではありませんでしたが、この度、レンタルDVDとして出てきたので観ました。
『ある日、ほかの惑星から正体不明の難民を乗せた謎の宇宙船が、突如南アフリカ上空に姿を現す。攻撃もしてこない彼らと人間は、共同生活をすることになる。彼らが最初に出現してから28年後、共同居住地区である第9区のスラム化により、超国家機関MNUは難民の強制収容所移住計画を立てるのだが…。』というストーリー。
南アフリカの人種隔離政策アパルトヘイトへの批判がモチーフになっているようで、現代でも続いている移民問題を彷彿とさせるようなストーリー。ドキュメンタリータッチな部分と、コメディタッチな(皮肉的な?)部分と、やけにSFアクション的な部分と、色々と見事にマッチした映画構造だと思いました。エイリアンであるエビは、観ているうちにやけに映像に馴染んでしまいますが、SF映画としても高度な技術が使われているんでしょうね。ということで、★3つ。