犯人当て短編集

どんどん橋、落ちた (講談社文庫)
(小説の感想16) どんどん橋、落ちた ★★★☆☆
十角館の殺人など、館シリーズで有名な綾辻行人。高校生ぐらいの時に読んで、こんなに面白い推理小説があるのかと興奮しました。久しぶりに彼の作品を読んでみたくなった次第で。短編集ですが、どんでん返し系で好評だったものです。
『ミステリ作家・綾辻行人に持ち込まれる一筋縄では解けない難事件の数々。崩落した“どんどん橋”の向こう側で、殺しはいかにして行われたのか?表題作「どんどん橋、落ちた」や、明るく平和なはずのあの一家に不幸が訪れ、悲劇的な結末に言葉を失う「伊園家の崩壊」など、五つの超難問“犯人当て”作品集。』
短編集の5作品ということで、もちろん、重厚なものはありませんでしたが、十分楽しめました。それぞれ非常に短いストーリーにも関わらず、ちゃんとトリックやオチが用意されていて、すごいですね。見事にしてやられました。★は3つ。