それを作れば、彼が来る

フィールド・オブ・ドリームス [DVD]
(映画の感想105) フィールド・オブ・ドリームス ★★★★★
アイオワ州の田舎町に住むレイ・キンセラは貧乏農家。ある日の夕方、彼はトウモロコシ畑を歩いているとふと謎の声(「それを作れば、彼が来る」)を耳にする。その言葉から強い力を感じ取った彼は家族の支持のもと、周囲の人々があざ笑うのをよそに、何かに取り憑かれたように生活の糧であるトウモロコシ畑を切り開き、小さな野球場を作り上げるが…。』というストーリー。
最初は、野球の話の映画かと思いました。昔の夢を捨てきれなかった野球児が、大人になって田舎に野球場を作り、チームを作って、苦労しながらも最後に成功する、アメリカンサクセスストーリー…、というような。いや、確かに野球は深く絡んでくるのですが、ところがどっこい、世にも不思議な物語のような摩訶不思議なストーリーでした。なんだかよくわからない摩訶不思議さを含みつつ、しかし、じんわりと心に沁みてくる重厚なストーリー。素晴らしかったです。パーフェクトワールドと同様、ケビン・コスナーがいいですね。★5つ!