遺伝子が決める世界

ガタカ [DVD]
(映画の感想111) ガタカ ★★★★☆
『遺伝子操作により管理された近未来。宇宙飛行士を夢見る青年ビンセントは、劣性の遺伝子のため希望の無い生活を送っていた。そんなある日、ビンセントは闇業者の手配により、事故により身障者となった優秀な遺伝子をもつ元エリート、ジェロームに成りすます偽装の契約を結ぶ。そうして、ジェロームの遺伝子を借りてエリートとなったビンセントは、宇宙飛行施設“ガタカ”に潜り込む。が、そんな中、彼の正体に疑いを持っていた上司の殺人事件が起こり…。』というストーリー。
まずは1997年にこのテーマを扱う先見性がすごいと感じました。遺伝子の優劣によって人間の良し悪しが決まってしまう未来。実は、結構現実的にそのうち来るかもしれません。運動能力や知能などは、占いの域を出ないかもしれませんが、遺伝性疾患による人間のスクリーニングは現実的に起こるかもしれません。現代で、このテーマをもっとしっかり考察して映画を一本作ってみて欲しいものです。ということで、★4つ。