雪のログハウスでの悲劇

スウェーデン館の謎 (講談社文庫)
(小説の感想21) スウェーデン館の謎 ★★★★☆
『取材で雪深い裏磐梯を訪れたミステリ作家・有栖川有栖スウェーデン館と地元の人が呼ぶログハウスに招かれ、そこで深い悲しみに包まれた殺人事件に遭遇する。臨床犯罪学者・火村英生に応援を頼み、絶妙コンビが美人画家姉妹に訪れたおぞましい惨劇の謎に挑むが…』というストーリー。
とても面白かったです。スウェーデン館に取り巻く登場人物たちのキャラクターが良く、謎解きに絡んだ切ないストーリーがとても良かった気がします。謎解きのオチ自体は、有栖川有栖氏らしく、極めて論理的で無理なく、またわかりやすいものでした。ということで★は4つ。