収束する世界線

STEINS;GATE DVD BOX
(映画の感想115) Steins;Gate(テレビアニメ版 1〜24話) ★★★★★
秋葉原を拠点とする発明サークル「未来ガジェット研究所」のリーダーである厨二病の大学生 岡部倫太郎は、研究所のメンバー(ラボメン)である橋田至や椎名まゆりと共に、日々ヘンテコな発明を繰り返していた。ある日、岡部は講義会場で、天才少女、牧瀬紅莉栖と出会う。ところが、岡部はラジ館の8階奥で、血溜まりの中に倒れている紅莉栖を目撃し、そのことを橋田へ携帯メールで報告する。メールした直後、眩暈に襲われた岡部が我に返ると、ラジ館屋上には人工衛星らしきものが墜落しており、周辺は警察によって封鎖されていた。先ほど送信したはずのメールは、なぜか1週間前の日付で受信されており、周囲が話すここ最近の出来事と岡部の記憶の間には、齟齬が起こっていた。』というストーリー。
素晴らしいストーリー。数々の伏線を見事に回収し、一つの結末にまとめる流れは圧巻。序盤から中盤にかけては、2ch用語というか、ネットスラングというか、そういうセリフが多く、嫌悪感が沸くというか、合わない人には合わないでしょう。あと、オタク色の強い萌え系のヒロイン達もかなり抵抗がありましたが、非常に作りこまれたストーリーと、キャラクター達の個性的な振る舞いによって、途中から味のある印象に変わっていきました。24話という長編でありながら、設定場所は、マンションの1室と、秋葉原周辺のポイントのいくつかのみ。こういう単純な世界観でありながら、中盤以降は怒涛の展開に引き込まれます。非常に完成度の高いストーリー。ということで、★は5つ!