次第に父になる姿

そして父になる DVDスタンダード・エディション
(映画の感想126) そして父になる ★★★☆☆
『申し分のない学歴や仕事、良き家庭を、自分の力で勝ち取ってきた良多(福山雅治)。順風満帆な人生を歩んできたが、ある日、6年間大切に育ててきた息子が病院内で他人の子どもと取り違えられていたことが判明する。血縁か、これまで過ごしてきた時間かという葛藤の中で、それぞれの家族が苦悩し…。』というストーリー。
出ているキャストの演技はとても素晴らしいものを感じましたが、問題は最後の場面で、色々な受け取り方ができるのかもしれません。2つの家族の対比関係を上手に描きながら、子供にとっての父親とは何なのか、というメッセージが強く伝わってきましたし、自らの傲慢な思いから離れ、福山雅治演じる良多が、次第に父になっていく姿はとても感動的なものでした。★は3つぐらい。