貧困とSF

エリジウム [DVD]
(映画の感想129) エリジウム ★★★☆☆
2154年スペースコロニーエリジウム”で生活する富裕層はパーフェクトな居住空間で過ごす一方、荒廃した地球に暮らす貧困層はひどい搾取に苦しんでいた。エリジウム政府高官のローズが地球の人間を消そうと動く中、地球で暮らすマックスはエリジウムに潜入することを決意。残り5日しかない寿命を懸けて戦いに挑む。』というストーリー。
うーむ、まあまあかな。このニール・ブロムカンプ監督の作品は、過去にも「第9地区」を観ましたが、SFと言いながら、貧困が一貫したテーマになっていて異色のSFとなっていますね。「第9地区」は、現代に潜む問題を、暗喩したストーリーになっていましたが、本作は純粋なSFのストーリーに感じました。SFとして観てしまうと、迫力・ストーリー共に稚拙で、放射線を浴びていながら体力あり過ぎとか、エリジウムの防御システムが弱過ぎなど、色々と粗い部分が目立ちました。ということで、★は3つ。