ファンタジー大作なんだが…

ロード・オブ・ザ・リング ― コレクターズ・エディション [DVD] ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔 コレクターズ・エディション [DVD] ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 コレクターズ・エディション [DVD]
(映画の感想131-133) ロード・オブ・ザ・リング ★★☆☆☆
第1巻『ロード・オブ・ザ・リング』 ★★☆☆☆
第2巻『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔』 ★★★☆☆
第3巻『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』 ★★☆☆☆
『はるか昔。闇の冥王サウロンは世界を滅ぼす魔力を秘めたひとつの指輪を作り出した。指輪の力に支配された中つ国では一人の勇者がサウロンの指を切り落とし、国を悪から救った。それから数千年の時を経た中つ国第3世紀。ある時、指輪がホビット族の青年フロドの手に渡る。しかし、指輪を取り戻そうとするサウロンの部下が迫っていた。世界を守るためには指輪をオロドルイン山の火口、“滅びの亀裂”に投げ込み破壊するしか方法はない。そこでフロドを中心とする9人の仲間が結成され、彼らは“滅びの亀裂”目指し、遥かなる冒険の旅に出るのだった…。』というストーリー。
ファンタジー・ノベルの原点のようで、ゴブリンやオーク、エルフ、ドワーフなど、いわゆるファンタジーの王道たるキャラクター達が次々と出てきて、剣と魔法のファンタジーが展開されます。原作が好きな方ははまるのでしょう。あと、映像も良く、ファンタジーの広大な世界観、大規模な戦争などが見事に表現されています。が、いかんせん、映像だけ。ストーリーに入り込めない。原作を忠実に再現しているのかどうかはよくわかりませんが、深みがなくストーリー展開に辟易する場面も多く、なのにダラダラと無駄に長く、非常に退屈な映画でした。主人公のフロドも、最初は頼りなさそうでも経験値が積まれていって最後は皆を率いるというのが勇者の王道なのに、結局これといったカッコイイ場面が何一つなく、だんだんと成長していく様も見られず、大変残念でした。まあ、1950年代の原作ということで、仕方がないのかな。ということで、★は2つ。