宇宙への夢

遠い空の向こうに [DVD]
(映画の感想147) 遠い空の向こうに ★★★★★
『1957年10月、ソ連が人類初の人工衛星スプートニクの打ち上げに成功した。ウエスト・ヴァージニア州の炭鉱の町コールウッドで、その美しい軌跡を見ていた青年ホーマーは、自らの手でロケットを打ち上げたいと思い、級友3人とともに本格的なロケットづくりにとりかかった。』
素晴らしい名作。フィクションではなく、ホーマー・H・ヒッカムJr(元NASA技術者)の半生が元になっています。宇宙兄弟にもオマージュとして似たようなストーリーがありました(リック、ビンス、ピコ)。炭鉱の町で生まれながら、宇宙への夢をかなえようと奮闘する主人公の頑張りには大変感動を呼ぶものがありました。主人公と父との葛藤、先生からの温かい支援なども感動的で良かったです。また、何かの夢に向かってひたむきに進む姿は、研究者にもおおいに通じるものがあるように感じられ、身が引き締まる思いがしました。文句なしの★5つ。