戦争と難民問題

攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG コンプリートBOX[DVD] [Import]
(映画の感想148) 攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG(全26話) ★★★★★
『西暦2030年。“笑い男事件"が解決して半年・・・公安9課が完全な再建に向けて活動をしていた。ある夜、中国大使館で「個別の11人」と名乗るテロ組織による人質立て籠もり事件が勃発する。彼らの要求は、アジア招慰難民受け入れの即時撤廃と招慰難民居住区の完全閉鎖だった。公安9課の面々が再び集合する。今度の敵は個人か国か社会か… 。』というストーリー。
テレビ版の攻殻機動隊シリーズの第2弾。一応、1話ごとの完結にはなっていますが、ほとんどの個々の話が、「個別の11人」事件の長編の1部として構成されている感じです。近未来の世界観を保ちながら、難民問題という現代にも通じる主題を持ってくるところが大変興味深く思いました。どんなに科学が発展しても、人間というものは今と変わらないような問題を抱えている気がします。また、草薙素子の屈強さだけでなく、その弱さや女らしさ、あるいは彼女の原点も垣間見れる作品。★は5つ。