人工知能の彼女

her/世界でひとつの彼女 [DVD]
(映画の感想165) her/世界でひとつの彼女 ★★★☆☆
『近未来のロサンゼルスで、セオドアは相手に代わって思いのたけを手紙にしたためる代筆ライターをしていた。長きにわたり共に生活してきた妻キャサリンと別れ、悲嘆に暮れていた彼はある日、人工知能型OSサマンサと出会う。次第にセオドアは声だけで実態のない彼女の魅力のとりこになり…。』というストーリー。
SFはSFなのですが、主人公のセオドアと、人工知能のサマンサとの会話がメインという、極めて個性的な作品。最初は途中で飽きが来るかなと思いましたが、意外と展開が面白く、最後まで楽しめました。ただ、サマンサが人間の感情にあまりに似通っているので、人間ではない人工知能ならではの思考がもっとあっても良かったのではないかと思いました。あと、ラストはもうちょっと何とかならなかったものかと。設定は斬新で面白いと思います。ということで、★3つ。