コントロール不能のタイムトラベル

きみがぼくを見つけた日 [Blu-ray]
(映画の感想166) きみがぼくを見つけた日 ★★☆☆☆
『時空を旅する運命を背負うヘンリーは、どんなときにどの時代のどこへ飛ぶのかは自分で選べない。秘密を抱えた孤独な人生を送る彼は、ある日、旅先の過去で、一人の少女に出会う。やがてヘンリーは、少女から美しい心の女性へと成長したクレアといつしか愛し合うようになるが…。』というストーリー。
いわゆるタイムトラベルものではあるのですが、主人公は出発も選べず、飛ぶ先の時代も選べず、ただただタイムトラベルを繰り返すだけという、一風変わった設定になっています。そのことが女性との出会いを生み、愛を育み、また同時に擦れ違いを生み、ということなのですが、いまいちタイムトラベルという特殊能力を有効に使っていない感じがしました。また、クレアの方も、人智を超えているとはいえ、愛する夫の運命を、そのまま受け入れてしまうものでしょうか。愛する人の運命を何とか変えてやろうと思うのが普通じゃないでしょうか。その辺りでちょっと違和感を感じました。また、終盤の、女の子が、新しい展開を生めばもっと良かったのにと思います。★2つ。