異星人からのコンタクト

コンタクト (字幕版)
(映画の感想167) コンタクト ★★★★☆
『地球外知的生命体の存在を研究している天文学者エリーは、ある夜、未知の電波をキャッチする。それはヴェガ星からのものであり、地球上の映像と謎の設計図が納められていることが判明。それはヴェガ星への輸送機関であった。急ピッチで基地が建造されるが、エリーはパイロットの選考から洩れてしまう。だがテロリストによってヴェガへの発進基地は無残にも破壊されてしまう…。』というストーリー。
1997年の作品ですが、とても完成度が高いSFだと思いました。SF的なワクワク感だけではなく、地球外知的生命体を発見したら、地球の人々はどうするのか、という点を、非常に具体的に、現実的に、ストーリー展開しているのはとても好感が持てました。一方、終盤のエリーの旅の部分では、それと対照化して、もっと面白い展開にできたのではないかと、あっさり過ぎたと思いました。天文学者エリーの、「この広大な宇宙に地球人だけがいるのでは広いスペース(宇宙)がもったいない」というセリフが、夢があっていいですね。★は4つ。