切れ目なし

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) [Blu-ray]
(映画の感想175) バードマン ★★★☆☆
『かつてヒーロー映画「バードマン」で一世を風靡した俳優リーガン・トムソンは、落ちぶれた今、自分が脚色を手掛けた舞台「愛について語るときに我々の語ること」に再起を懸けていた。しかし、降板した俳優の代役としてやって来たマイク・シャイナーの才能がリーガンを追い込む。さらに娘サムとの不仲に苦しみ、リーガンは舞台の役柄に自分自身を投影し始め…。』
2015年度のアカデミー賞主要4部門(作品賞・監督賞・脚本賞・撮影賞)受賞作です。何よりも特徴なのは、全編を通して、カットの切れ目がほとんどないことです。また、表現方法も実に独特で、人間の素の部分が迫真的に語られていきます。最後のオチは、複数な解釈があるようですが、もうちょっと何とかならなかったのかなという気はしました。ストーリーというよりは、作品の構成が面白い作品。★は3つ。