一期一会

フォレスト・ガンプ [DVD]
(映画の感想76) フォレストガンプ ★★★★★
1994年の作品。昔、小学生ぐらいの頃、祖母と一緒に映画館に観に行った思い出の作品です。最近、ベンジャミン・バトンという映画を見て、この映画のことを思い出し、あらためて見ようと思った次第です。
『軽度の知的障碍を負って生まれたガンプの半生。才能を開花させてさまざまな成果を上げるガンプと、その影で暗い道を歩む初恋の相手・ジェニー。しかしガンプは彼女を恋い慕い続けて、ついにある日、2人は結ばれることになるが…。』というストーリー。
基本的にコメディータッチですが、ガンプと、彼に関わってくる人々の人生を辿りながら、彼らの生き様に感じ入り、温かい感動に包まれます。特に、恋人のジェニーとの切ない恋物語と、ベトナム戦争で出会うダン・テイラー中尉との物語には感動しました。人生の様々な場面で、あるときは共に笑い合い、あるときは共に深く悲しみ、あるときは共に乗り越えて行きます。ガンプの母親がガンプに教えたという設定で作中に出てくる、『人生はチョコレートの箱みたいなものだ、開けてみるまで何が入っているかなんてわからない』というメッセージが、柔らかく、しかし深く心に沁みこんでいきます。何度見ても名作は名作。トム・ハンクスの名演も素晴らしい。また、いわゆる『泣ける映画』としてもいいかと。ということで★5つ!