(2) 癒しと自己啓発の本 参考にした書籍など

就活時に斉藤茂太という人を知った。この斉藤茂太という人、実は斉藤茂吉の息子さんである。代表作「赤光」の有名な詩人だ。斉藤茂吉はどうやら医者でもあったようだ。その息子、斉藤茂太も病院を継いで精神科医である。その彼がたくさんの本を出している。いわゆる「癒し」と呼ばれる分野の書籍がほとんどだ。就活中、心底落ち込んだときに、「癒し」と「自己啓発」の両面からなんとか自分を立て直したいと思い、片方の「癒し」のために選んだのが始まりだった。
その後、彼の書籍をいくつも読んで癒された。色々な悩みで心底落ち込んだ時に読むといいと思う。書いてあることはたわいもないことだ。気休めかもしれない。が、彼の言葉はなぜか心に響きやすい。
「すべてを投げ出したくなったら」とか、「もうイヤだ!」とか、仰々しい題名が付いているが、そんな深刻な本ではない。生きる上での些細な知恵。考え方をポジティブに向けてくれる知恵。
いい言葉は、いい人生をつくる (成美文庫) すべてを「投げ出したくなった」ら読む本 「つらい気持ち」が消える本 会社、仕事、人間関係が「もうイヤだ!」と思ったとき読む本 グズをなおせば人生はうまくいく―ついつい“先のばし”する損な人たち (だいわ文庫)



自己啓発の方はというと、面接などのために本屋にたくさん本が並んでいるが、何といってもやはり絶対内定シリーズがいいと思う。心の底から情熱を沸き立たせてくれる熱い本だ。支持されるのもわかる気がする。絶対内定シリーズは他の面接本と違って、どちらかというと内面に重点が置かれている。「志望動機をどう書いたらいいのか?」という答えよりは、「なぜ就活するの?」「どんな生き方がしたいの?」といった、より根本的な話が重点的に書かれている。暑苦しさを感じる人も多いと思うが、それでも情熱は重要なポイントで、熱意が最後の難関であった気がする。
「自己紹介と自己PRはどう違うのか」とか、「役員面接は他の面接とどう違うのか」とかいう、一般的な疑問には、面接の達人、いわゆるメンタツを参考にした。
絶対内定 2007 面接の達人 2007 バイブル版 (MENTATSU 1)