宇宙の果てに

(映画の感想162) インターステラー ★★★★★ 『近未来、地球規模の食糧難と環境変化によって人類の滅亡のカウントダウンが進んでいた。そんな状況で、あるミッションの遂行者に元エンジニアの男が大抜てきされる。そのミッションとは、宇宙で新たに発見された未…

探偵死す

(小説の感想31) 動く家の殺人 ★★★☆☆ 『名探偵・信濃譲二は、とある小劇団にマネージャーとして参加し、万能ぶりを発揮し始める。だが、特別公演「神様はアーティストがお好き」の初日、惨劇の幕が切って落とされた。次第に疑心暗鬼になっていく団員達。6年前…

人形が殺される理由とは

(小説の感想30) 人形はなぜ殺される ★★★☆☆ 『日本アマチュア魔術協会の新作発表会で、小道具の人形の“首”が盗まれた。数日後、成城のとある一軒家で発見された首のない死体の横に転がっていたのは、盗まれた人形の首だった。被害者・京野百合子の義理の妹・…

帰ってきた密室殺人ゲーム

(小説の感想29) 密室殺人ゲーム2.0 ★★★★☆ 『あの殺人ゲームが帰ってきた! ネット上で繰り広げられる奇妙な推理合戦。その凝りに凝った殺人トリックは全て、五人のゲーマーによって実際に行われたものだった。トリック重視の殺人、被害者なんて誰でもいい。名…

結婚という地獄

(映画の感想162) ゴーンガール ★★★★☆ 『ニックとエイミーは誰もがうらやむ夫婦のはずだったが、結婚5周年の記念日に突然エイミーが行方をくらましてしまう。警察に嫌疑を掛けられ、日々続報を流すため取材を続けるメディアによって、ニックが話す幸せに満ち…

夢?リアル?

(映画の感想161) オープン・ユア・アイズ ★★★★☆ 『ハンサムで自由な恋愛を楽しみ、裕福な生活を送る青年セサル。しかし彼の人生は交通事故で一変。顔は醜く変貌し、恋人からも冷たくされる。そんな中、不可能とされた手術は成功し、全ては元の幸福な生活へと…

オムニバス

(映画の感想160) パルプ・フィクション ★★★☆☆ 『強盗の計画を立てているカップルを導入部に、盗まれたトランクを取り戻そうとする二人組のギャング、ビンセントとジュールス。ボスの情婦と一晩のデートをするハメになるビンセント。ボクシングの八百長試合で…

携帯電話

(映画の感想159) 東のエデン(全) ★★☆☆☆ 東のエデン 全11話 ★★☆☆☆ 東のエデン 劇場版 I The King of Eden ★☆☆☆☆ 東のエデン 劇場版 II Paradise Lost ★☆☆☆☆『2010年11月22日(月)、日本各地に10発のミサイルが落ちるという謎のテロが発生。ひとりの犠牲者…

Bombe

(映画の感想158) イミテーション・ゲーム ★★★★★ 『第2次世界大戦下の1939年イギリス、若き天才数学者アラン・チューリングはドイツ軍の暗号エニグマを解読するチームの一員となる。高慢で不器用な彼は暗号解読をゲーム感覚で捉え、仲間から孤立して作業に没…

マジックショー?

(映画の感想157) グランド・イリュージョン ★★★☆☆ 『マジシャンとして一流の腕を持つアトラスは、フォー・ホースメンというスーパーイリュージョニストグループを束ねていた。彼らはマジックショーの中で、ラスベガスから一歩も動くことなく、パリにある銀行…

エイプはエイプを殺さない

(映画の感想156) 猿の惑星:創世記(ジェネシス) ★★★☆☆ 『現代のサンフランシスコ。高い知能を持つ猿のシーザーは人類に裏切られ、自分の仲間である猿を率い、自由のために人類との戦いに向けて立ち上がることに。人類のごう慢さが、猿の知能を発達させてし…

ループ探偵

(小説の感想28) 七回死んだ男 ★★★★☆ 『どうしても殺人が防げない!?不思議な時間の「反復落し穴」で、甦る度に、また殺されてしまう。渕上零治郎老人。「落し穴」を唯一人認識できる孫の久太郎少年は、祖父を救うためにあらゆる手を尽くす。孤軍奮闘の末、少…

エイプはエイプを殺さない

(映画の感想155) 猿の惑星:新世紀(ライジング) ★★★☆☆ 『自らが生み出したウイルスによって、人類の90パーセントが死滅した2020年代の地球。サンフランシスコでは、かろうじて生存している人類と驚異的な遺伝子進化を遂げた猿たちのコミュニティーがゴール…

ギャングと警察の銃撃戦の応酬

(映画の感想154) L.A.ギャングストーリー ★★★☆☆ 『1949年ロサンゼルス、ギャング王ミッキー・コーエンはドラッグや銃器売買、売春などで得た金で街を牛耳っていた。警察や政治家も意のままに操るコーエンに誰も歯向かえずにいたが、街の平和を取り戻すべく6…

エネルのような電気人間

(映画の感想153) アメイジング・スパイダーマン2 ★★★★☆ 『スパイダーマンとしてニューヨークの平和を守り、グウェンとの関係も好調なピーター。だが、旧友のハリー・オズボーンがニューヨークに戻ってきたのを機に、充足していた生活が微妙に変化していく。…

飛天御剣流 双龍閃

(映画の感想152) るろうに剣心 ★★★☆☆ 『幕末から明治になり、かつて「人斬り抜刀斎」として恐れられた剣客・緋村剣心は「不殺」の誓いのもと流浪人となっていた。流浪の旅の途中、剣心は神谷道場の師範代・薫を助けたことから、薫のところで居候することに。…

鉄の男

(映画の感想151) マン・オブ・スティール ★★★★☆ 『ジョー・エルは、滅びる寸前の惑星クリプトンから生まれたばかりの息子を宇宙船に乗せて地球へと送り出す。その後クラークは、偶然宇宙船を発見した地球人の父と母に大事に育てられる。そして成長した彼は、…

完全犯罪防止システム

(映画の感想150) マイノリティーレポート ★★★★☆ 『西暦2054年。政府は、未来に起こる犯罪を事前に察知し、事件が実際に起きる前に犯人となる人物を捕まえてしまうという画期的な方法を採用し、大きな成果をあげていた。ジョン・アンダートンはその犯罪予防局…

人形使いと傀儡廻

(映画の感想149) 攻殻機動隊 S.A.C. Solid State Society ★★★★☆ 『西暦2034年。公安9課から草薙素子が去り、2年の歳月が経過していた。ある日、トグサが率いる新生公安9課に次々と難事件が襲いかかる。そして一連の事件の背後に「傀儡廻」と呼ばれる超ウィザ…

戦争と難民問題

(映画の感想148) 攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG(全26話) ★★★★★ 『西暦2030年。“笑い男事件"が解決して半年・・・公安9課が完全な再建に向けて活動をしていた。ある夜、中国大使館で「個別の11人」と名乗るテロ組織による人質立て籠もり事件が勃発する。彼らの…

宇宙への夢

(映画の感想147) 遠い空の向こうに ★★★★★ 『1957年10月、ソ連が人類初の人工衛星スプートニクの打ち上げに成功した。ウエスト・ヴァージニア州の炭鉱の町コールウッドで、その美しい軌跡を見ていた青年ホーマーは、自らの手でロケットを打ち上げたいと思い、…

アンジェリーナ・ジョリーの凄味

(映画の感想146) マレフィセント ★★★★☆ 『とある王国のプリンセス、オーロラ姫の誕生祝賀パーティー。幸せな雰囲気があふれるその会場に、招かれざる邪悪な妖精マレフィセントが出現する。オーロラ姫に永遠の眠りにつく呪いをかけたマレフィセント。それは、…

Who am I?

(映画の感想145) アンノウン ★★★★☆ 『ベルリンで交通事故に遭ったマーティン・ハリスが意識を取り戻すと、妻が自分のことを忘れ、見知らぬ男が自分に成り済ましていた。異国の地で身元を証明する手だてがない中、彼は訳も分からぬまま何者かに命を狙われる羽…

仮想現実世界

(映画の感想144) 13F ★★★★☆ 『コンピュータ・ソフトの開発者ホールは、ヴァーチャル・リアリティの技術を使ってコンピュータ内に1937年のロサンゼルスを再現しようとしていた。だが上司が何者かに殺される事件が起こり、ホールが容疑者となってしまった。ア…

何回ループしたんだろうか

(映画の感想143) オール・ユー・ニード・イズ・キル ★★★★☆ 『近未来の地球。侵略者の激しい攻撃に、人類の軍事力ではもはや太刀打ちできなくなっていた。対侵略者の任務に就いたウィリアム・ケイジ少佐は、戦闘によって亡くなる。しかし、タイムループの世界…

宇宙世紀100年

(映画の感想142) 機動戦士ガンダムUC(1)〜(7) ★★★★★ 『地球連邦、アナハイムエレクトロニクス社をも陰で操るといわれるビスト財団は、新世界の構築を目指し、ネオ・ジオンの残党「袖付き」にある機密を渡そうとする。それは、宇宙世紀の成り立ちに大きく関わ…

2つの離れた殺人事件

(小説の感想27) 双頭の悪魔 ★★★★★ 『他人を寄せつけず奥深い山で芸術家たちが創作に没頭する木更村に迷い込んだまま、マリアが戻ってこない。救援に向かった英都大学推理研の一行は、大雨のなか木更村への潜入を図る。江神二郎は接触に成功するが、ほどなく…

マネジメントとチームワーク

(映画の感想141) モンスターズ・ユニバーシティ ★★★★☆ 『人間の子どもたちを怖がらせ、その悲鳴をエネルギー源として用いるモンスターの世界。そこに暮らすモンスター青年マイクは、明朗活発でポジティブな思考の持ち主だったが、仲間よりも体が小さくてルッ…

殺人クイズ

(小説の感想26) 密室殺人ゲーム王手飛車取り ★★★★☆ 『“頭狂人”“044APD”“aXe(アクス)”“ザンギャ君”“伴道全教授”。奇妙なニックネームの5人が、ネット上で殺人推理ゲームの出題をしあう。ただし、ここで語られる殺人はすべて、出題者の手で実行ずみの現実に起…

ダイヤモンドとアフリカ

(映画の感想140) ブラッド・ダイアモンド ★★★★☆ 『ダイヤの密売人であるダニー・アーチャーは、巨大なピンク・ダイヤを隠し持つソロモンという男の存在を知る。一方、ジャーナリストのマディーは、反政府組織“RUF”の資金源となっている“ブラッド・ダイヤモン…